思い出す昭和の風景

昭和の時代のジオラマやレイアウトをみると

なぜか古き良き時代の郷愁を覚えます。

先日実家の母とそんな話から

あの頃はよかった、皆が人情深かったと。

私の家は和菓子屋、祖父があんこをこねる姿は今でも思い出します。

隣は小さな食堂、タンメンが本当に美味しかった。

その隣は小さな靴屋、店内は黒光りした板張りの床

にかわを火にかけ溶かしそれを靴の修理に使う

その時のにかわの匂い子供ながらに嫌いでした。

その隣は肉や、メンチがめっちゃおいしかったのですが

そのメンチ今でも引く次いでいます。

その家々の裏には小さな庭に(空き地)に井戸があり

井戸の水が出る先端には手拭いをかぶせ

たぶんカルキみたいなものだったかもしれません。

その手ぬぐいは茶色く染まっていました。

そしてその小さな空き地では七輪を囲んで

皆でうちわを持ってさんまを焼くのです。

こう言うことを懐かしく思うのは歳のせいでしょうか

力量があればジオラマにしてみたい

今ではウソのような昭和のよき風景です。